【オンライン家庭教師】子どもに失敗をさせてはいけない!勉強嫌いにさせないために【エラーレスラーニング】
こんにちは! 株式会社xEDU代表の高司です。
株式会社xEDUでは
KIPPO Academy
発達障がい・不登校のお子様に対する教育支援サービス[オンライン家庭教師・家庭教師]
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を運営しております。
さて、今回は【子どもに失敗をさせてはいけない!勉強嫌いにさせないために!エラーレスラーニングのすすめ】についてです。
前回の記事では、望ましくない行動(学習時に発生する癇癪)と失敗が子どもに与える影響について簡単に説明しました。
ここで再度強調しておきたいことは、
よく、「失敗は成功のもと」という言葉がありますが
失敗時に癇癪を発生させてしまうほど自己肯定感の低い子ども達に対しては、
失敗は自己肯定感をさらに下げる結果となりさらに良くない影響を与えてしまいます。
これは特に強調しておきたいことです。
なぜなら、子どものころに勉強(学習)に失敗経験を与えられ続けると、当然のことながら勉強することが嫌いになってしまいます。
そして、一度勉強が嫌いになってしまった子ども達を再び好きにさせることは非常に難しいからです。
勉強は一生付き合っていく行為であり営みです。
「勉強」というと入試・資格試験・受験などのキーワードが思い浮かびますが
・新しい仕事を始める
・新生活を始める
・結婚する
・子どもが生まれる
・市の〇〇という制度を利用する
etc...
すべて勉強したり学習したりすることが求められます。
一生付き合っていく「勉強」という営みに関して、子ども達に「苦行」「苦痛」の記憶を与えることは何としても避けたいと考えています。
したがって、学校の課題や塾のプリントなどの学習時に癇癪が発生してしまうお子様に関しては、「エラーレスラーニング」の観点から学習支援をさせて頂いています。
では、エラーレスラーニングとはなんでしょうか。
エラーレスラーニングとは、「誤りや失敗をさせない」学習方法です。
例えば、100÷2×4+10という問題があったとします。
①「5分間でやってみて」と言います。
②5分間計ります。
③できませんでした。
④できないので、×がつきます。
これは、本人に失敗をさせる、
さらに言えば、本人の失敗経験を増やす学習支援アプローチになります。
われわれはこの方法は決して行いません。
これをエラーレスラーニングの観点から支援するとどのようになるでしょうか。
同じように、100÷2×4+10という問題があります。
①「5分間でやってみて」と言います。
②30秒経過しても、本人の手が動きません。1分経ちました。
③「ではヒントをあげるね」と言い
「【100÷2】は?」
④子ども「50!」
⑤「では【50×4】は?」
⑥子ども「200!」
⑦「そしたら残りはどうなるかな?200たす・・・」
⑧子ども「200たす10だから210か!」
⑨「正解!!」
このアプローチだと、子どもは正解を得ることができました。
つまり、成功体験を得ることができたのです。
このアプローチは、簡単に言えば「ヒントを出して間違えさせない」イメージになります。
応用行動分析ではこのヒントのことを「プロンプト」と言います。
ヒントは、小さなヒントから大きなヒントまで、その子の学習状況や精神状態、体調に合わせても変えることがあります。
大切なことは
「間違えさせて失敗経験を積ませない。子どもが成功体験を積むことができるようにアプローチを行う」ということです。
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