【オンライン家庭教師】行動分析学(ABA)での具体的な観察・測定の方法【行動とは】
こんにちは! 株式会社xEDU代表の高司です。
株式会社xEDUでは
KIPPO Academy
発達障がい・不登校のお子様に対する教育支援サービス
KIPPO Academy ENGLISH
バイリンガル教師と英語を学べる英語学習教室
を運営しております。
さて、今日は【行動分析学(ABA)での具体的な観察・測定の方法】についてです。
そもそも、行動とはなんでしょうか?
前回の記事において、
行動とは、まず「生きている動物/人間が行うすべての活動」であり、「死人にはできない活動のことである」と定義しました。
私たち株式会社xEDUが提供するサービスでは、この行動をベースにした記録を基に観察・測定を行っています。
なぜなら、
教育は具体的客観的なエビデンスに基づいて行われるべきだというポリシーがあるためです。
では、行動をベースにした観察・測定を行うためにはどのような工夫が考えられるでしょうか?
私たちは
「子ども達の行動や発言をベースにした記録をとる」工夫を行っています。
毎月、ご家庭には支援報告書を提供させていただいており、そこには、
・目標設定から、
・毎時間の記録そして
・次回への反省や改善案
が記載されています。
例えば
①挨拶ができました。
②参加ができました。
③怒っていました。
④我慢できませんでした。
といった書き方では記入しません。
代わりに、
①教師が「おはよう」と声をかけるとすぐに、「おはようございます」と返答を行うことができた。
②教師が「この活動では、プリントのこの部分に答えを書こう」と指示をすると指示通りにプリントに答えを記入することができた。
③わからない問題が2問続いた際、「もーいやだ」と発言し、目の前にあったプリントを破った。
④教師が「1分間椅子に座って考えて」と指示をだしたが、30秒ほどで、立ち上がった。
といった具体的な行動や発言に基づいて記入します。
どうですか?
後半の方が子どもたちの様子がイメージできるのではないでしょうか。
具体的な行動や発言に基づいて観察測定することで、
上手くいった手立ては継続する。
上手くいかなかった手立ては原因を明らかにし改善する。
といった具体的な施策(手立て)を通して教育支援のPDCAをまわすことができるのです。
このBlogでは株式会社xEDUが提供する教育サービスでの実践記録や様々な情報を発信していきます。
お問い合わせいつでも受け付けております。 遠慮なくご相談ください。
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