【オンライン家庭教師】行動分析学(ABA)での「行動」の定義【行動とは】
こんにちは! 株式会社xEDU代表の高司です。
株式会社xEDUでは
KIPPO Academy
発達障がい・不登校のお子様に対する教育支援サービス
KIPPO Academy ENGLISH
バイリンガル教師と英語を学べる英語学習教室
を運営しております。
さて、今日は【行動の原理】についてです。
そもそも、行動とはなんでしょうか?
行動とは、まず「生きている動物/人間が行うすべての活動」と定義されます。
また、オーシャン・リンズレーは「行動とは、死人にはできない活動のことである」と定義しました。
つまり、ある活動が行動であるかどうかを判断する時、その判断基準は「死んだ人にもできるかどうか」ということであり、死んだ人でもできるならば、それは行動ではないということです。
「死人テスト」
としても有名です。
例えば
・車にひかれる
・怒らない
・崖から落ちる
・会議の間中1度も発言しない
・上司に褒められる
・静かにしている
これらは死人でもできるという点で行動にはみなされません。
行動分析学では「否定形」「受け身形」「状態」で表現されることは行動と捉えないこととされています。
例えば、保護者の方から「子どもは宿題ができない」という相談があったとします。
「宿題ができない」は死んだ人でもできるので
「宿題ができる」とはどういうことなのか考えていきます。
宿題ができるとは
①指示された内容(口頭/文面)を理解できる
②指示された内容に沿って作業(学習)を実施できる
③②を提出期限までに提出することができる
とざっくり分解します(さらに細分化していきます)。
そのうえで、お子様が今直面している課題は何なのか
①ならば、指示された内容が理解できていない理由は何なのか
②ならば、理解できた内容を作業できない理由なのは何なのか
③ならば、作業できたものを提出期限までに提出できない理由は何なのか
といった風に原因を特定し対策を取っていきます。
行動に着目した観察や支援を行うことで、本人の課題を行動ベースで具体化し、それに応じた具体的な対策を行うことができるようになるのです。
従って、KIPPO Academyではこの「行動」をベースとした観察や支援のアプローチを大切にしています。
KIPPO Academyの支援報告書では観察、測定における具体的な描写を重要視して保護者の方々に報告させていただいております。
では、具体的にどのような支援報告書?はまた次回に!
このBlogでは株式会社xEDUが提供する教育サービスでの実践記録や様々な情報を発信していきます。
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